ホーム 至福の着物について

以下、2005年初夏に初めて『至福の着物』をご提案させて頂いた時の文章です。
自分ではきっとこの時点では時期尚早だろう、
でも時を経て必ずひとつの主流となり得る提案だと自負して発表しました。
今読み返すと所々不安が垣間見られ情けない面もございますが、
賛同のメールやお買い上げ下さった方々からの励ましにとっても助けられました。
思いのほか反響も頂き、
中には3ヶ月熟考の上オーダー下さった方もいらっしゃいました。
確実に着物の世界は動いている!と
このページを作りさらに実感した次第です。
今後もゆっくりのペースですが大人っぽいとびっきりの素材を探し、
ご紹介していこうと思っておりますので、
ぜひご期待下さいませ。


   

たとえば5年先の『今よりちょっぴり大人で素敵に輝く自分』をイメージしてほしい。

そんな未来を想像しながら生地を選び仕立てた着物を『至福の着物』としてご紹介していこうと思います。

カジュアル着物ライフをじっくり堪能された方のその次の着物ということで、
紬とか縮緬小紋とか色無地とかいわゆる定番コースではないchai-kimonoらしい視点でのチョイスです。

国産生地外国産生地に関わらず上質素材を厳選して、
着心地や肌触りの滑らかさを最重要視します。
chai-kimonoは一般的な着物やスーツよりも沢山生地を使うので
価格でサービスすることは難しいですが、
素材をよくご存じの方には価値あるお買い物と思って頂ける自信はあります。

とは言っても全く新しいジャンルのご提案なので
すぐに買いたいという方は見つからないかもしれませんが、
少し先のシーンを見据えて、流されず踊らされず驕らず
じっくりじっくり喜んで頂けるようなものをご提案していきたいと考えています。

どうかご一緒にイメージを広げながらほっくりとした夢のある未来像を描いて下さいね。

『至福の着物』は自立した素敵な大人を応援いたします。

  



今までご紹介した『至福』たち


夏着物にするならこれだね!と、
生地屋さんに薦められて
初めて手にした『アイリッシュリネン』。
以前メンズのイタリアンリネンの着心地に
麻=ゴワゴワのイメージを覆されたように
嬉しいショック再び!となりました。
シンプルなストライプ柄だったので、
大好きなぽってりデザインの草履も仕立て、
たちまち夏のヘビーローテな1足に!
このアイリッシュリネンとの出会いが
翌2008年Spring-Summerの
オリジナルデザインのベースとなりました。

イタリアの老舗ブランド
『セルッティ』の
ピンストライプウールを
フルレングスコートにしました。
かつてジョルジオ・アルマーニが
スタイリストとして
在籍していたこともあった(らしい)
1881年創業の歴史ある
テキスタイルブランドです。

能書きは無くても
手触りの滑らかさと
しっかりとした織りは
生地自体が丁寧な仕事ぶりを
自然に表しています。

上質素材のコートはやっぱり素敵だな〜と
個人的にもしみじみ実感した
納得のフルレングスです。

ボルドーのイタリアンウールは
植物の織り模様が立体的で
布自体が一枚の作品のような
贅沢なテキスタイルでした。

一般的な着物の仕立てでは
ボリューム感が出過ぎてしまうので
やっぱりchai-kimonoがぴったり。

ワインが恋しくなる秋頃からが
大活躍の素材感です。

アルパカモヘアの着物と
カシミアアンゴラの帯という
着物のカテゴリーを静かに撹拌させる
大満足の組み合わせをご提案しました。

こういう素材感を楽しめるのは
chai-kimonoの醍醐味です。
簡単に着れるだけでない
デザインの可能性も素材を通して
お伝えできればいいなと思っております。

着物は英国マシューズ社のテキスタイルです。

薄手で軽くしなやかな
オールドローズのシルクウール着物は
藤紫の経糸と紅赤のネップがアクセント。
ソメイヨシノの優しい桜色季節に
凛と咲くような
不思議なイタリアンテキスタイルでした。

麻のシャッキリ感が清々しい
青磁グリーンの羽刺繍着物。
淡い中間色と麻の風合いは
これぞ至福!な大人向け着物でした。
好評だった『至福』第一弾の色違い。
しなやかなキッドモヘアの風合いは
2006年8月
実店舗(青山店)オープンの際、
皆さんに感動されました。
しかし時すでに遅し。
生地在庫はあっという間に完売でした。
リニューアル後最初の『至福』は
カシミアフルレングスコートでした。
長い丈は、暖かい上に
着物の柄隠しにも役立ちます。
例えば、喪服や留袖など
往復で人にじろじろ見られたくない時
この長さは嬉しいんです。
黒でカシミアでフルレングス
ありそうで無いんですよ。
盛夏にアップした
スイスコットンの長羽織。
良い生地が入ったよと
生地屋さんからお知らせがあり、
飛んで行って心臓が高鳴った
思い出の生地。
世界で一番(と呼ばれる)の
スイスコットンの長羽織
ご注文頂いた時は
泣きそうに嬉しかったです。
生地屋さんに
『まるでオートクチュールだね。』と
呆れられるくらいに
贅沢な仕立てとなりました。
イタリアの有名メーカーの
麻のchai-kimono。
シンプルなチェック柄なので、
素材感まで伝わるかしら?と
心配した1枚。
麻100%の生地は
パリパリ感が不安で
着物は滅多に仕立て無かったのですが、
この着物の
あまりの着心地の良さに大満足。
麻素材の再評価に繋がった
思い出の1枚でもあります。

記念すべき『至福』第一弾。
実はこの生地に出会って
『至福の着物』のイメージが
ふわ〜っと広がったのです。
キッドモヘアなる素材に
初めて触れた思い出の1枚。
硬派で知的なイメージなので、
学校行事などに向いているかな?
なんて想像していました。